全州へ行こうよ!韓国の全羅北道(チョルラブクド)・全州市(チョンジュシ)の旅行情報をご案内。韓国を代表する食の都、全州・全羅北道の見どころ、グルメ、交通・宿泊情報などをご紹介します。

誰もが知る海鮮料理の名店。全羅北道の北西に位置する港町「群山」で、とくに渡り蟹の醤油漬け(カンジャンケジャン)の味には定評がある。

kunsan01

海に面した8階建てのビル。客室18個、840席という群山でもトップクラスのキャパを誇る刺身店だ。崔仁植(チェ・インシク)社長が、1982年のオープンからわずか5年ほどで韓国中から客が押し寄せる名店に成長させたという。

正面玄関を入った1階は、その全体が活魚の生簀プールになっているのが圧巻だ。

kunsan02

フロアの広さは538坪。8階から3階までが客席となっており、部屋の内装は各フロアごとに雰囲気を変えており、家族向け、接待向け等々、目的に応じて案内されるようになっている。

こちらは少人数向けのフロア。どのテーブルからも海が一望できる。

kunsan07

3階のフロアは掘りごたつ式の個室が並ぶ。内装は日本をイメージしているそうで、まとまった人数での会食や接待にも使えそうな落ち着いた雰囲気だ。

kunsan08

一番人気の「カンジャンケジャン」!

漢方素材で味付けした醤油ベースのタレに生の蟹を漬けている。ある程度漬かったところで蟹だけを取り出し、漬け汁を煮立てて冷ましたところに再び漬けこむ。これを3回繰り返すことで蟹に余分な塩分が残らない工夫がされている。

kunsan03

蟹の殻には食べやすく包丁が入れてあるので片手で味わえる。身が隙間なくミッシリと詰まっているのがお分かりだろうか。

蟹肉には余分な醤油がふくまれず、旨味だけを存分に味わうことができる。

kunsan03b

これは一人分のカンジャンケジャン。

定食として一人前から注文できるのがうれしい。

kunsan04

甲羅の中には期待通り、たっぷりのカニ味噌と卵が!

醤油タレがしょっぱくないのでご飯とともに好きなだけ混ぜて味わおう。

kunsan04b

おかずは写真のメニュー以外にもいくつか出され、仕上げのメウンタンやデザートにいたる

ころにはお腹がいっぱいで苦しいほど!これで28000ウォンとはお得だ。

kunsan06b

いっしょに供されるおかずのレベルも高い。
全羅道の食卓に欠かせない長期間熟成の「無窮(ムグン)キムチ」は黒と白があり、こちらは「黒キムチ」と呼ばれている。実際に黒いわけではなく、くすんだ赤色と言う感じ。
テンジャンで和えてあり、キムチの旨味だけが濃縮されてとても食べやすい。

kunsan06c
やはり全羅道は韓国一のグルメ地帯といわれるだけあって、郷土食の食べ方にも工夫が凝らされているようだ。

この美味しいキムチは専用の作業場で大勢のアジュンマたちによって作られていた。山のような白菜がヤンニョムを塗られてどんどん漬けこまれていく様は壮観だ。

kunsan06d

「群山フェジプ」ではカンジャンケジャンだけではなく、活魚の刺身をメインとしたコース料理もいろいろと楽しめ、生蛸、牡蠣、ウニ、ホヤ、烏賊など10数種の海産物と野菜のおかずがセットになっている。

このほかに3人前から注文できる「スペシャルコース」があり、こちらはアワビ粥をはじめに、天然魚の刺身、海老や貝などの刺身、生ウニ、天麩羅、生春巻きサラダ、カンジャンケジャン、焼魚、ムール貝コキール、蒸しハマグリ、トルソッパプ(石焼飯)、鍋料理、デザートなどがテーブルにどんどん並べられる。

まさに海鮮韓定食といった豪華さだ。(季節によってメニューに変更あり)

kunsan11

スペシャルコースで出される「サマプ(三合)」は、ホンオ(ガンギエイの刺身)と茹豚、無窮キムチの3種を一度に味わう郷土料理。

アワビ刺身は盛り付けも美しい。

kunsan12

トイレは各フロアにあり、手洗い場にはマウスウォッシュ、爪楊枝、おしぼりなど、ちょっとしたアメニティが備えてあって自由に使える。女性にはうれしいサービスだ。

kunsan10

※カンジャンケジャンは冷凍したものをテイクアウトできるので、帰国直前であればお土産として購入も可能。

 

群山刺身家(군산회집=クンサンフェジプ)