全州へ行こうよ!韓国の全羅北道(チョルラブクド)・全州市(チョンジュシ)の旅行情報をご案内。韓国を代表する食の都、全州・全羅北道の見どころ、グルメ、交通・宿泊情報などをご紹介します。

馬耳山麓の小さな町、鎮安の名物は子豚(エジョ:애저)料理!哀猪と書いて「エジョ」。ふつうの豚とどう違うの?と思う方はぜひお試しを。金福会館は今では数少ないエジョ料理専門店だ。

現在は非常に珍しいものとなったエジョ料理は、馬耳山道立公園近くにある「金福会館」で味わうことが出来る。


山が多く、土地の不足していた鎭安では、昔から養豚で生計をたてる農家が多かった。
3ヶ月に1回、8~15匹の赤ちゃんを産む豚だが、死産や事故で育たなかった仔を捨てずに料理したのがきっかけだ。だから「哀猪」と書く。

空腹をしのぐために仕方なく食べていた子豚の蒸し煮だが、朝鮮後期から富裕層の間で人気が出て、わざわざ産まれる前の子豚で料理をしたりもしたという。

四分の一頭なので豚足は当然ながら一本だけ。早い者勝ち!


これがエジョタン(애저탕)。

半透明のスープに大きな肉の塊が鎮座している。なかなかの迫力だ。
胎児ではなく生後一ヶ月の子豚で、ひと鍋に四分の一頭がつかわれている。

5種類の木の根、まるごと1本の大根、焼酎1本、自家製テンジャンなどを加えたスープで3時間ほど煮込んだものをさらに卓上でグツグツ煮ながらいただく。

上の白い部分は皮なのか皮下脂肪なのか、柔らかいゼラチン質のようにも見えるが、社長の説明によると脂身はほとんどなく、コラーゲンが豊富なのだそう。

言われて見ると、スープには脂がほとんど浮いていない。

エジョタン(애저탕):60000ウォン


鍋の中でほぐされたエジョ。

肉は鶏の水炊きのようにあっさりし、キメの細かさと柔らかな肉質が独特だ。生後一ヶ月の子豚とはこんなに食べやすいのかと驚く。

やや酸味の出たキムチ、エゴマの葉の醤油漬けなどといっしょに口に入れると、いくらでも食べられてしまう。

トドクとエゴマの葉っぱがあれば、ご飯が何杯でもいけちゃう!


セットで出されるおかず類もおいしい。

奥に見える赤いものはトドク(蔓人参)のコチュジャン和え。トドクは香りが高麗人参に似ているだけでなく、高血圧、ストレス、コレステロールの改善に良いサポニン成分が多いことで知られる。
昼夜の寒暖差の大きな鎮安の風土がこのトドクの栽培に適しているのだとか。
コリコリした独特の歯ごたえと香りが特徴だ。


社長の李玉禮さん。

エアコンと浴室のついた民泊も経営されているそうだ。
春と秋の旅行シーズンには観光客で混みあうという。

メニューはほかにも黒豚のサムギョプサルやプルコギ、アヒル焼肉、キノコ鍋などいろいろあるが、馬耳山観光に来たらぜひ一度は「エジョタン」を召し上がれ!

店 舗 名 金福会館(クムボッケェガン:금복회관)
業  種 飲食店
店舗住所 전라북도 진안군 진안읍 단양리 667-1
全羅北道鎮安郡鎮安邑丹陽里667-1
店舗電話 063-432-0651
備  考 「私の期限は49日(49일)」で、主人公が病に倒れた父親に、好物の「鎮安のエジョタン(애저탕)」を買うシーンがある。

金福会館(クムボクフェガン:금복회관)