全州へ行こうよ!韓国の全羅北道(チョルラブクド)・全州市(チョンジュシ)の旅行情報をご案内。韓国を代表する食の都、全州・全羅北道の見どころ、グルメ、交通・宿泊情報などをご紹介します。

金堤市を行くと、昭和の日本の香りがする。碁盤の目に整地された農地に切妻屋根の民家が点在する風景はまさに懐かしい日本の田舎そのもの。おびただしい数の古い家のほとんどが日本式家屋だ。

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こちらは日本統治時代に建てられた学校校舎で今も使われている。

ガイドブックではまず扱われないが、金堤は統治時代の日本とはとくに深いつながりのあった土地だ。

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ただし今残っている家のすべてに日本人が住んでいたわけではない。

当時は日本家屋が新しい住居形式として受け入れられ増えていったのだろうと思われる。残念ながら現在は風化されるままに朽ち果てた建物が多い。

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赤レンガの塀が美しいこちらは日本統治時代、米穀商を営んでいたという孫孝誠(ソン・ヒョソン)氏の屋敷。立派な門構えが印象的で文化財として登録されている。建物にガラス引戸のある廊下をめぐらした日韓折衷スタイル。

金堤平野で収穫された米の積み出し基地として栄えた当時をしのばせる風格のある建物だ。

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無人だが補修されていた白壁の家は資料館のような目的で使われるのだろうか。

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散策中もいたるところに見られる日本時代の建物の多くは崩れかけていたが、当時のままに手入れをしながら使われている家もあり、その懐かしいたたずまいは田舎のお祖母ちゃんの家に来たような気持にさせられる。

東京の本郷あたりで見かけそうな建物を発見。
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なかには畳が敷かれ当時のままに使われている家屋もあって驚かされた。

ご好意で見せていただけたが、まるで実家に帰ったような懐かしさを感じてしまったが、このように保存状態の良い家屋はほんの少数だ。

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 ※一般人の住居のため非公開です。
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1928年築の木造2階建てで、周辺の農場を管理していた人物の住宅だそうだ。
雨戸や格子戸、板壁、桧皮壁などを見ることができ、全体的に当時の姿をよく残している。

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昔の職人さんが丁寧な仕事ぶりが伝わる素晴らしい造り。住人の方はこれらをきれいに修復しながら使ってくださっていて感動してしまった。

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<お願い>
それぞれの日本式家屋は個人所有のため、住所等はあえて載せません。
散策しながら見つけ出すのも楽しみのうちですが、見つけても勝手に敷地内に立ち入ったり、無遠慮にカメラを向けるなど、住人に不愉快な思いをさせることのないよう、くれぐれも注意してください。

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金堤に残る日本人コミュニティの面影(2)日本家屋